











GMOクリック証券とDMM.com証券は、FX業界の頂点を競う人気・実力を兼ね備えたFX会社です。FX会社を選定する際、この2社は必ず口座開設候補にあがる程人気のFX会社です。この2社の人気の源泉は「スプレッド」です。競合するFX会社より条件の良いスプレッドを提示する姿勢を貫き、瞬く間に人気のFX会社となりました。
トレーダーにとってはスプレッドはトレード毎に発生する取引手数料にあたるため、口座開設において最も注目・重要視されます。そのため他社よりも狭いスプレッドを提供するこの両社が人気FX会社であることは当然の結果といえるでしょう。
この両社を比較する上で、現在の状況では甲乙つけがたい程両社のレベルは非常に高い状態です。FX初心者ならどちらを選んでも正解といえ、大変おすすめのFX会社です。
更新日時:
GMOクリック証券はGMOインターネット傘下、DMM.com証券はDMM.com傘下です。いずれのグループ会社も主にインターネットを介したビジネスで成功をしている企業です。オンライン取引きが中心のFXでは、両社の強みが存分に発揮でき、既存勢力を追い抜き今やFX業界最大手といっても過言ではない程の地位を得ています。
GMOクリック証券(2017年12月期)とDMM.com証券(2018年3月期)を比較した場合、GMOクリック証券は決算月を12月に変更したことにより4月から12月までの9ヶ月で176億円の売上高となりました。1年換算すると前年度の227億円に近い数値となっています。一方DMM.com証券は2017年3月度は売上高278億円、経常利益181億円が、2018年3月期の売上高139億円、経常利益22億円と大幅に減少する結果となりました。
単体業績 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 純利益 |
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176億円 | 69億円 | 69億円 | 48億円 |
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139億円 | 21億円 | 22億円 | 17億円 |
関連リンク:掲載FX会社10社業績比較
両グループの連結売上高は1,000億円を超える大規模な企業体です。両社の企業イメージは、GMOインターネットは日本最大手のドメインレジストラやホスティングサービスなどのインターネットインフラ事業、DMM.comはネット通販やビデオオンデマンド(男性の方なら知らない人はいない程有名ですね)のエンターテイメント事業。主力事業だけを見ると、DMM.comの方が一般の方には馴染みがあるかもしれません。
GMOクリック証券は、GMOインターネットグループのGMOフィナンシャルホールディングスの完全子会社です。また同じFX事業を展開しているFXプライムbyGMO(元々伊藤忠商事の子会社)もGMOフィナンシャルホールディングスの子会社です。DMM.com証券はひとつの会社で2つのサービス「DMM FX」「外為ジャパン」を展開しています。
GMOクリック証券とFXプライムbyGMOは、FXに対する姿勢が異なり明確な棲みわけができていますが、DMM.com証券は2つのサービスを展開しているにも関わらず両サービスのスペックはほぼ同じです。これは元々競合関係にあった外為ジャパン(旧MJ)のFX事業を2012年に承継した後、サービスを統合することなく継続したからです。これからも両サービスに明確な違いがないとすれば、いずれサービスは統合される可能性はあります。
FX事業の広告キャラクターで比較した場合、両社いずれも有名芸能人を採用しており、GMOクリック証券は新垣結衣さん、DMM.com証券はローラさんです。個人的な両者のイメージは新垣結衣さん(清楚・誠実)、ローラさん(奇想天外・自由奔放)です。広告は、企業イメージの体現、ターゲッティングや与えるインパクトなど様々な要素が含まれ、現在の広告は両会社の個性・特色が現れた起用だと思います。
GMOクリック証券の社名がクリック証券(一時GMOインターネットとの資本関係がなくなった)だった2009年頃、広告にダウンタウンの松本人志さんを起用していました。FX会社がお笑い業界の革命児かつ超大物芸能人起用したことは非常にインパクトが強く、当時のクリック証券の本気度が伺えます。この頃よりGMOクリック証券は急成長を遂げ現在はFX年間取引高世界1位になるまでのFX会社となりました。
GMOクリック証券とDMM.com証券の取引高・預かり証拠金残高(顧客預かり資産)、口座数はFX業界でトップレベルの規模を誇っています。年間取引高においては、GMOクリック証券は世界第1位、DMM.com証券は世界2位のシェアです。世界の店頭FX市場において、日本の取引高シェアは40%を占め世界で最も大きなマーケットで、FXは資産運用の手段として人気の金融商品です。
年間取引高 (2018年年間) |
預かり証拠金残高 (2018年12月現在) |
総口座数 (2018年12月現在) |
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789兆円 (世界1位) |
1,544億円 (国内1位) |
577,791 (国内2位) |
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689兆円 (世界2位) |
1,354億円 (国内2位) |
698,260 (国内1位) |
GMOクリック証券とDMM.com証券の最大の強みは配信スプレッドです。一方が配信スプレッド値を改定すれば、もう一方も即座に同条件に改定するという一時は激しいスプレッド戦争がこの両社の間で繰り広げられていました。この熾烈なスプレッド戦争を経て両社はFX業界最狭スプレッド会社の称号を手に入れました。
※2018年6月5日にGMOクリック証券は南アフリカランド/円のスプレッドを1.3銭から1.0銭に縮小しました。これを受けDMM.com証券も6月11日から南アフリカランド/円のスプレッドを1.0銭に縮小することを発表しました。
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0.3銭 | 0.5銭 | 0.4pips | 1.0銭 | 0.7銭 | 1.2銭 | 1.7銭 | 1.8銭 | 1.0銭 |
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0.3銭 | 0.5銭 | 0.4pips | 1.0銭 | 0.7銭 | 1.2銭 | 1.7銭 | 1.8銭 | 1.0銭 |
掲載会社平均 | 0.40銭 | 0.68銭 | 0.50pips | 1.36銭 | 1.04銭 | 1.84銭 | 2.30銭 | 2.54銭 | 1.76銭 |
※上記スプレッドは原則固定ですが、市場の急変時(震災などの天変地異、各国中央銀行の市場介入、その他外部要因)や市場の流動性が低下している状況(米国東部時間午後5時前後、 年末年始、クリスマス時期など)、重要指標発表時間帯などにより、スプレッドが拡大する場合があります。
スワップポイントはGMOクリック証券が優れており、高金利通貨で人気のトルコリラの取扱いがあります。
短期トレードが中心の場合、スワップを気にするトレーダーは少ないですが、中長期トレードが主たる場合、スワップポイントの配当額は気になるところです。特に低金利通貨である日本円と高金利通貨である豪ドル・NZドル・南アランドとの取引の場合は、非常に魅力的なスワップポイント配当額となります。そのため中長期トレーダーがFX口座を開設にするにあたって、スワップポイント配当額は重要になる場合があります。
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69.71円 | -7.16円 | 33.26円 | 37.00円 | 28.97円 | 38.00円 | 9.65円 | 77.71円 |
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57.81円 | -0.90円 | 20.35円 | 27.90円 | 24.39円 | 29.81円 | 10.円 | - |
掲載会社平均 | 56.84円 | -12.68円 | 25.70円 | 33.71円 | 26.91円 | 27.10円 | 9.75円 | 82.34円 |
関連リンク:主要通貨ペアスワップポイント比較
※上記スワップポイントは※2019年1月1日〜1月31日の平均付与額/日となります。
※スワップポイント配当額は各通貨ペア10,000通貨取引換算の数値。
FX取引きにおける両社の最小発注単位は各通貨ペア基本10,000通貨ペアですが、GMOクリック証券は南アフリカランド/円のみ100,000通貨単位での取引きとなります。
最小発注単位 | 最大発注量/1注文 | 通貨ペア数 | |
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10,000通貨単位※1 | 100万通貨※2 | 19通貨ペア |
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10,000通貨単位 | 100万通貨 | 20通貨ペア |
※1:南アフリカランド/円は100,000通貨単位取引
※2:GMOクリック証券は通常モードとEXモードがあり、1回の取引における最大発注量は、通常モードは100万通貨、EXモードは500万通貨となります。EXモードの場合は、通常スプレッドのように原則固定されたものでなく常に変動する仕様で、通常モードで提供しているスプレッドよりも広くなります。
両社を比較した場合甲乙つけがたい結果となりましたが、当サイトが現役FXトレーダーに実施したFX意識調査2018において、メイン口座として使用しているFX会社はDMM.com証券がGMOクリック証券よりわずかに支持される結果となりました。
FXが日本において世界最大のマーケットに成長した背景には、GMOクリック証券とDMM.com証券の存在は大きいです。この両社がライバル関係であることで、トレーダーに優れたトレード環境を提供することに繋がり日本のFX業界の発展に寄与したことは間違いないでしょう。現在のFX業界での2大勢力はまぎれもなくGMOクリック証券とDMM.com証券です。
FX初心者ならどちらを選んでも間違いではありません。ご自身の両社へのイメージやトレードスタイルを勘案し口座開設をするこをおすすめします。
FX口座数日本一のDMM.com証券は、FX業界初70万口座を突破※し、FX初心者から上級者まで幅広く支持されている人気のFX会社です。徹底した低スプレッド戦略、豊富な取引ツール、会社の規模・信頼性の高さ、手厚いサポート体制でFX初心者でも安心して取引きできるFX会社です。
※DMM FXと外為ジャパンを合算した数値。
» 詳細ページ:» DMM.com証券の通信簿・評判
取引コストの安さと操作性抜群の取引ツールを武器に2018年年間取引高世界1位を達成し、2012年以来7年連続世界1位を記録。2015年オリコン顧客満足度ランキング「ネット証券部門」では総合第1位を獲得し、現在最も勢いのあるFX会社。
» 詳細ページ:» GMOクリック証券の通信簿・評判
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